三度いつ旅(みたび いつたび)
縁側でゆのみを揺らすあの方に
近づきたくベランダの隅より
忘れても消して欲しくも無いけれど
白黒付けたくなりいいかげんに
好き程も 仰ぐ碧空前にして
嫌いも同じ地にこぼれぬる
周りほど冷たい手足に撫でられて
やはりそうかと期待しハズレ
結わえると 知らぬ白髪が覗きます
いつから染めるの辞めたのか母
彩色香静かな瞬き眩しくも
南に見えますやわらか布団
あっけなく終わろうとして程遠い
眠る阿蘭陀行きの列車で
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